日付のない便り

日々のとりとめのない覚書 映画や読書 そして回想

田宮虎彦

とりとめのない名前の話など

最近、またポツポツと田宮虎彦を読み返しているのだが、『比叡おろし』という哀切な短編小説を読んでいて、ふと記憶を呼び覚まされる一節があった。それは、全く個人的な記憶であって、作品の中身とも作者の田宮虎彦とも全く関連がない。 主人公の苦学生が、…

忘れられた作家  『足摺岬』の行方

忘れられた作家 『卯の花くたし』『鹿ケ谷』『比叡おろし』『菊坂』と目次の順に並べていっても、誰の作品かわかる人はあまりいないだろう。『絵本』『足摺岬』と続くと、私の年代だとああそうかと頷く人もいるだろうが、今も愛読しているとなるとやはりそう…